2023.bravesoft株式会社

2023.09.28

Librus PR担当:貴社のサービスや事業内容についてお話しいただけますか?

bravesoft株式会社清田様:弊社は2005年に設立されました。当初はWEBの受託開発を行っていましたが、2009年のスマートフォン発売直後からアプリ開発に取り組み始めました。これまでに800本以上のスマホ向けアプリを開発してきております。また、eventech(イベンテック)事業として、様々な催事・イベントの公式WEBページや公式アプリを低コスト・短納期で作成出来るSaaSサービス「eventos(イベントス)」を提供しております。海外展開は2006年に中国・成都でオフショア開発事業をスタート。現在は中国、ベトナムにも拠点を置いております。

Librus PR担当:御社は「イベンテック革命で人生にワクワクを」を掲げて、事業展開されておられますね。

bravesoft株式会社清田様:一般的にはリアルとデジタルは別モノであり、デジタルが普及するとリアルの機会は減ると思われています。しかし、実際には、デジタルとリアルは相互に価値を高め合うものです。リアルというものを考えたとき、一番に思いついたのはイベントでした。それがイベンテックの始まりです。リアルのイベントをデジタルでより楽しくし、より良く、効率化していきたいと思った時に、運営、集客、顧客管理、リード獲得、配信、アプリまで、イベントで必要とされる機能を一元的に管理できるプラットフォームとしてeventosを立ち上げました。

Librus PR担当:イベントをデジタルで展開した際、トラブルなどに見舞われたことがあるのでしょうか。

bravesoft株式会社清田様:オンラインでイベントが完結している場合、会場はリアルではなくオンラインになります。そのため、サーバーインフラが重要です。リアルと同様にデジタルの場合も会場がなくなるとイベントができなくなってしまいます。サーバーダウンまではありませんが、一気にサーバーにアクセスが集中したとき、危うくトラブルになりかけたことはあります。

Librus PR担当:eventosはあらゆるリアル、デジタル、あらゆるイベントに対応するプラットフォームになっていますね。

bravesoft株式会社清田様:リアルのイベントを開催してきたことがeventosのベースです。ですから、あらゆるイベントに対応できるようになってきております。また、エンターテインメント施設などでもご活用いただいております。横浜・八景島シーパラダイス様にはeventosで公式アプリを作成していただきました。同様のサービスではプラットフォームの色が出てしまうケースがほとんどなのですが、eventosはお客様の独自色を出せること、お客様の要望に応え、やりたいことがどんどんできるというのがそのポイントとなっています。

Librus PR担当:ところでようやくコロナの感染拡大も落ち着きを見せるようになってきました。リアルのイベントの様子はどう変わってきていますか。

bravesoft株式会社清田様:リアルの展示会は戻ってきているという実感がありますね。そうした中、展示会、それに出展者さんも変わってきているようです。いままで、展示会ではコンパニオンの方がいて名刺をスキャンする、名刺を交換するっていうのが当たり前のように行われてきたのですが、出展者さんが名刺交換するのをやめたいという声があり、それに応えるシステムを当社で開発しました。このシステムは来場者にバッチをぶら下げてもらい、それをスマホで読み取るとリアルタイムで情報を得ることができるものです。

Librus PR担当:入場時やブースの混雑解消にも役立つのでは。

bravesoft株式会社清田様:つい最近も1万人規模のイベントで活用してもらいました。良い機能だと評価いただいております。それまで、関係者同士も名刺交換していたのも、来場者かどうかを分析して、データ化されるので無駄を省くことができます。

Librus PR担当:オフショア開発についてお話をお聞かせください。御社には中国やベトナムなど多国籍のエンジニアの方が多く働いているとうかがっております。

bravesoft株式会社清田様:執行役員で、パートナープロダクトのオフシュア開発部門の部長がベトナム国籍の社員であり、他にもベトナム国籍・中国国籍のマネージャーが多数活躍しております。パートナープロダクト部門のブリッジエンジニアに従事し、ベトナム子会社であるbravesoft Vietnamとクライアントの両社の架け橋となり、多くのプロジェクトの開発・グロースを実現してきています。弊社には中国、ベトナム、韓国、台湾といった多国籍のエンジニアが働いています。

Librus PR担当:海外へのサービスの展開支援を行っているそうですね。日本でのDXと海外でのDXの違いをご紹介いただけませんでしょうか。

bravesoft株式会社清田様: 言語対応はもちろんですが、UI/UXというのが国ごとに変わってくるので、そういったことへの対応も必要になります。進出国のユーザーが普段から利用しているUI/UXを調査し、慣れているUI/UXでシステムを作ることが必要となります。Googleストアなどの違いもありますね。弊社では多国籍のエンジニアが社内におりますし、中国、ベトナムに子会社やパートナー企業があるので、そういった視点からもご提案することができます。

Librus PR担当:御社で開発されているアプリ、システムも多岐にわたりますね。

bravesoft株式会社清田様:弊社はeventosのほかにも、自社プロダクトとして、匿名で本音を投稿できるアプリの「HONNE(ホンネ)」や、疲れたとき、辛いとき、悲しいときに心が和らぐアプリ「ボケて(bokete)」などを開発しています。その一方でファイナンスシステムなども受託で開発しています。節操がないと思われるかもしれませんが、どんな業界、どんな分野の開発でもお客様に寄り添って開発していくという姿勢は変わりませんし、さまざまなものを開発できるということが受託事業をやっている醍醐味だと思います。

Librus PR担当:コロナ禍前後で依頼される開発内容などに違いはありますか。

bravesoft株式会社清田様: 「eventos」や「Live!アンケート」といった自社プロダクトはこれまでイベントシーンで活用されておりました。コロナが流行り始めた頃、その流れがちょっと止まったように感じました。しかし、コロナがなかなか終わらない状況になってからはオンラインイベントが急速に普及しました。それに伴い、弊社もオンラインイベント対応を進めてきました。新型コロナウイルス感染症の位置づけが5類感染症になり、弊社のような会社に投資しないと、と思ってくれたのではないでしょうか。この5月には既存、新規の投資家から投資いただき、3億円の資金調達を実施しました。

Librus PR担当:ところでDX、データ分析やAIに関する取り組みなどをご紹介いただけますか。

bravesoft株式会社清田様:既存のレコメンドサービスに限界を感じられているお客様向けに自社専用オリジナルAI、レコメンドAIの開発を提案させていただいております。自社プロダクトのリアルタイムアンケートシステム「Live!アンケート」やお笑いアプリ「ボケて(bokete)」にも新機能として、この「レコメンドAI」を搭載しております。

Librus PR担当:セキュリティに関する考え方をお聞かせください。

bravesoft株式会社清田様:セキュリティ対策はこれをやったら完了ということはありません。弊社のeventosはイスラエルの大手セキュリティ調査会社CYBERGYM社による脆弱性調査を実施し、100%の安全性を認定いただきました。他にも取引先の大手企業のセキュリティ審査を受けており、多方面より安全性を確認しております。また、WAF導入による継続的な保守・運用、ISMS/プライバシーマークに基づいたセキュリティ教育を徹底したサーバーオペレーターによる管理体制、可用性の担保、アクセシビリティ、セキュリティログや変更の監視など、地道なことを積み重ね、目の前で起こりそうな問題を一つずつ対処しております。

Librus PR担当: eventosはEUのGDRPに対応しているそうですね。

bravesoft株式会社清田様:EUは域内に住む個人における基本的な権利の保護という観点から、個人情報の扱いについて厳格な規制を行っております。そのため、欧州に進出しようとしている日本企業にはこのGDRPに対する対応が求められています。日本ではあまり意識されていないことなのですが、重要なことです。eventosではセキュリティについて、海外展開も配慮したものとなっています。

Librus PR担当:お忙しいところ、ありがとうございました。

bravesoft株式会社清田様
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