2023. 株式会社コマースロボティクス様 インタビュー

2023.06.15

Librus PR担当赤坂:改めて御社の取り組みや事業内容について説明いただくことは可能でしょうか。

株式会社コマースロボティクス 倉澤様:はい。弊社はいわゆる「SaaSベンダー」と呼ばれる業界に属しています。我々が扱っている製品の一つはECに関連したものです。ネットショップでお客様がご注文された注文データを集約させて、倉庫で保管している在庫の管理であったり、検品して出荷する、EC物流のソリューションをメインのプロダクトとして展開させていただいております。現在では1100社ほどのお客様が弊社のサービスをご利用しています。その他にもいくつかのサービスがございます。例えば、2022年より新規事業として立ち上げ、現在私も所属している「SALESGRAM(セールスグラム)」というサービスです。「SALESGRAM(セールスグラム)」はBtoBの商取引における帳票の電子化を行うサービスとなります。お見積り書などを電子化していくという取り組みが進められている中で、弊社でもこの取り組みを推進するために新規のプロダクトを立ち上げており、現在弊社のメインの事業となっております。また、ECの文脈でグローバル事業も行っております。例えば、海外の荷主様で「日本の楽天市場に出展したい」という方の支援であったり、弊社が実際に自社倉庫を持って3PL事業を営むなど、多方面に事業展開させていただいています。

赤坂:ありがとうございます。ペーパーレス、DXの取り組みなどの新規事業は元々あるクラウドWMS「Air Logi(エアロジ)」事業からヒントを得て展開したサービスでしょうか。

倉澤:いいえ、そこはあまり関係ございません。元々EC事業はBtoBtoCで、かなりtoCに近い領域のシステム型サービスなので、BtoBを対象とするサービスを立ち上げた経緯となります。ただ、これら二つの事業に共通しているのは「ペーパーレスを推進したい」という思想を基に始めたということです。

赤坂:ありがとうございます。続いて、グローバル向けのDXサービス「Air Trade(エアトレード)」についてお聞かせください。日本法人に対してのDX化と、海外法人に対するDX化でどのような違いがあるのか、進めていく中で生じた課題の違いはございますか?

倉澤:DX化のような括りですと大きな違いはないかと思います。個別の案件はもちろん需要もニーズも異なりますので、国内、海外という分け方による違いというものは、DXという視点から見るとそこまで大きなものではないですね。しかしDX化に対しての取り組み方と言うことでは、国内法人様より海外法人様の動きの方が早い印象を受けますね。諸外国では「会社の体質をシステマチックにしていかなければならない」という認識が、日本に比べて強いと感じています。

赤坂:ありがとうございます。デジタル化やデジタル関連サービスを推進している中で出てきた、課題がございましたらご教授いただけますでしょうか。

倉澤:そうですね。あまり諸外国と比べてどうということもないとは思うんですが、やはり平成から令和の時代において、法人の中でデジタル化がうまく進んでこなかったんだろうなと思う場面は多々ございます。そもそも「クラウド」という言葉が、ある程度市民権を得たのも最近になってからですし、現在でも社内にサーバー室がある法人様もたくさんありますし、ありとあらゆることをExcelで解決しようとしている法人様もたくさんいらっしゃいます。

赤坂:おっしゃる通りですね。

倉澤:先程の話と重なる部分もあるかと思いますが、「こういう時はGoogleスプレッドシートが便利だ」とか「Googleドライブをご存知でしょうか」という話から入る企業様も多く、まだまだ活用ができていない企業さんが世の中にあって、そういった企業様に対して「うちはSaaSで、クラウド型で、プロダクトをこういう風に作って、このプラットフォームの中であれもこれもできます!」とご提案差し上げても反応に困ってしまうお客様が多い中で、うまくお客様の業務フローを繋げてあげるための切り口を探すのが日々模索する点です。

赤坂:地道な営業の部分で展開していったというのが課題を乗り越えた秘訣になったということでしょうか。

倉澤:はい。おっしゃる通りです。

赤坂:ありがとうございます。少々話は変わるのですが、DX化による御社の業務効率であったり、事業の拡大という部分で変化があったポイントはございますでしょうか。

倉澤:弊社の立場上、常にいろいろなDX化サービスを高速で実行しております。最速で3ヶ月で別のシステムに切り替えることもございます。常に勉強ですね。

しかしながら、われわれはSaaSの提供ベンダー側ですが、意外と社員全員が最新のシステムや情報に精通しているのかといったら、そんなことはなく、もちろんスプレッドシートもいまだに活用しますし海外のチャットサービスを好んで使っていたりもします。

結局のところ、例えばMA(マーケティングオートメーション)を入れても、そのMAがどのようなシステムであって、何のために導入されたのかという肝心なところが浸透しないと、なかなか社内のマーケティングやフィールドセールス周りの方々意識的に活用できなくて、宝の持ち腐れになってしまいます。ただ、人々が導入理由とメリットを理解し、システムがしっかり運用に乗ってくると、やはり少ない人員で高い結果を出すことが可能になってきます。そのため日頃から競合含め、他社のサービスへのアンテナを張っております。

赤坂:ありがとうございました。SaasベンダーのDXへの取り組みについて大変勉強になりました。

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