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履歴書の書き方マニュアル完全版! 履歴書の見本(サンプル)・作成方法

2024.05.17

履歴書の作成は、求職活動の最初のステップであり、あなたの能力と経験を反映する重要なドキュメントです。しかし、どのようにして印象的な履歴書を作成すれば良いのでしょうか?本ガイドは、初めて履歴書を書く方から経験豊富なプロフェッショナルまで、誰もが効果的な履歴書を作成できるようにデザインされています。最新の履歴書フォーマットと具体的なサンプルを用いて、あなたのキャリアの魅力を最大限に引き出す方法を紹介します。

目次

履歴書の書き方見本(全体)

履歴書の作成は就職活動の初歩であり、その重要性は非常に高いです。正確でプロフェッショナルな履歴書を作成することで、応募先の企業に対して良い印象を与えることができます。ここでは、履歴書の書き方について詳細なガイドを提供します。

基本情報の記入

履歴書の最初の部分は基本情報で、名前、住所、電話番号、メールアドレスなどが含まれます。この情報は明確に記入し、誤字がないように注意が必要です。名前はフルネームで記載し、読みやすい字体を選ぶことが重要です。また、連絡先は現在使用しているもので、常に連絡が取れるようにしておくことが求められます。

教育背景

教育背景の部分では、最終学歴から記入します。大学名、学部、学科を正確に記載し、卒業年月も忘れずに入れましょう。また、特に重要な資格や受賞歴があれば、それも追加情報として記載すると良いでしょう。例えば、学業成績が優秀であったことや、関連する学外活動に参加した経験はプラスに働く場合が多いです。

職歴

職歴を記入する際は、最新の職務経験から逆順に記載します。それぞれの職での職務内容、在籍期間、担当したプロジェクトの規模などを詳細に書き出すことが重要です。この部分は、あなたの実務経験をアピールする大きなチャンスです。達成した成果や貢献した事項を具体的に述べることで、採用担当者に対してあなたのスキルと能力を効果的に伝えることができます。

スキルと資格

特定の技術やソフトウェアの操作能力など、職種に応じた特別なスキルを持っている場合、このセクションで明確に述べます。例えば、IT業界であればプログラミング言語の知識やシステム運用の経験、事務職であれば高速タイピングや各種オフィスソフトの熟練度が求められます。また、持っている資格や認定もここで記載し、自己の専門性を証明します。

自己PR

自己PRでは、上記のセクションで述べたスキルや経験を生かして、どのように職場に貢献できるかを簡潔に、しかし力強くアピールします。ここでは、自分の強みや個性を前面に出し、なぜその職場で働きたいのか、その職場にどのようにフィットするのかを説明します。具体的な例を挙げて説明すると、より伝わりやすくなります。

自己PR例文

マーケティングマネージャー向け自己PR例文: 「これまでのキャリアで、特に消費者行動分析に基づいたマーケティング戦略を立案・実行してきました。例えば、前職ではデジタルキャンペーンの改善により、3ヶ月で顧客エンゲージメントを40%向上させました。御社の革新的なマーケティングチームの一員として、これらの経験とデータ駆動型のアプローチを活かし、さらなる市場拡大を目指したいと考えています。」

システムエンジニア向け自己PR例文: 「新卒以来、ソフトウェア開発の分野で積極的にキャリアを形成してきました。特に、効率的なコードの書き方を追求し、過去のプロジェクトでは開発期間を平均20%短縮しました。御社の技術革新に貢献できるよう、これまでに培った高いプログラミングスキルと問題解決能力を生かしたいです。」

これらの例文は、具体的な成果を挙げることで、自己の能力とポジティブな影響を明確に伝えることができます。

基本の履歴書 厚生労働省の推奨テンプレート(2021年4月~)

厚生労働省が推奨する履歴書テンプレートは、2021年4月から導入されたもので、応募者が自身のスキルや経験をより効果的にアピールできるようデザインされています。このテンプレートの利用により、採用担当者が応募者の適性や能力を公正に評価しやすくなることが期待されます。以下に、このテンプレートの特徴と適切な使用方法について説明します。

個人情報の記入欄: 氏名、住所、連絡先などの基本情報を明確に記入します。これにより、連絡が取りやすく、情報の確認もスムーズに行えます。

教育歴と職歴のセクション: 最終学歴から記入し、職歴は最新のものから記載します。各職歴における職務内容や成果も簡潔に書き加えることで、職務経験の詳細を効果的に伝えられます。

資格・免許欄: 応募する職種に関連する資格や免許を持っている場合は、これを明記します。資格名と取得年月日を記入することで、専門性を強調できます。

自己PR欄: ここでは、自分の強みや職務での成果を具体的に記述し、どのように職場に貢献できるかをアピールします。

このテンプレートを活用することで、履歴書の見た目が整い、情報が明確に伝わりやすくなります。適切なテンプレートの選択は、自己アピールの効果を高め、採用担当者に好印象を与える重要なステップです。

▶参照元 厚生労働省が新たに作成した「履歴書様式例」

職種別の例文と強み別の例文についてのガイド

効果的な履歴書や自己紹介文を作成するためには、職種別の例文や自己の強みを効果的に表現する文例を知ることが重要です。ここでは、それぞれの職種に適した表現方法と、個々の強みをどのように書くべきかについての詳細なガイドを提供します。

職種別の例文

職種別の例文は、その職種の求めるスキルや経験を具体的に表現することで、採用担当者に対して適切な印象を与えます。例えば、マーケティング職の場合、デジタルマーケティングのキャンペーンでどのように顧客のエンゲージメントを向上させたかについて詳述します。IT職の場合は、特定のプロジェクトで使用したプログラミング言語や技術、そのプロジェクトで達成した成果を具体的に記述することが求められます。

強み別の例文

自己の強みを際立たせる例文では、自身の特技や成功体験を通じて、どのように職場に貢献できるかを具体的に示します。例として、コミュニケーション能力が高いとする場合、チーム内外での調整能力や、異なる部署との架け橋となった経験を挙げます。また、問題解決能力が強みであれば、難しい課題に直面した際の具体的な解決策とその結果を記述することで、その能力を如実に表現します。

このような職種別、強み別の例文を適切に用いることで、履歴書や自己紹介文が一層際立ち、応募先企業に自身の適性を明確に伝えることが可能となります。それぞれの文例を用いて、自己の経験とスキルを最大限にアピールしましょう。

 

自己PRと自己紹介、長所の違い

自己紹介、自己PR、そして長所の違いを理解することは、就職活動やキャリアアップの面接で非常に重要です。これらの要素を適切に使い分けることで、採用担当者に対して自分を効果的にアピールすることが可能になります。

自己紹介のポイント

自己紹介は、名前や現在の職業、簡単な背景情報を含めることが一般的です。これは、話し相手に対して自分が誰であるかを簡潔に伝えるためのもので、通常、面接や会議の初めに行われます。ここでは、個人の基本情報と現在の状況を簡明に紹介することが重要です。

自己PRの作り方

自己PRでは、自己紹介で触れた情報を深堀りし、自分の能力、経験、達成したことなど、仕事に直結する具体的な詳細を提供します。ここでの目的は、自己の強みや職業的な成功を具体的な例や成果を挙げて説明し、どのようにその職場に貢献できるかをアピールすることです。

長所の効果的な表現

長所は、個々の固有の資質や能力を指し、これを効果的に表現することで、自己PRの一部として利用することができます。例えば、問題解決能力やチームでの協調性、リーダーシップの能力などが挙げられます。これらの長所を具体的なエピソードとともに説明することで、面接官に自己の価値をより明確に伝えることが可能です。

採用担当者はココを見ている! 注意ポイント

具体性: 採用担当者は具体的な事例や実績を重視します。あいまいな表現ではなく、具体的な数字や成果で自己の能力を示すことが求められます。

誠実性: 過大な自己アピールは信頼性を損なう可能性があるため、自己PRは事実に基づいた誠実な内容でなければなりません。

適合性: 応募する職種や企業文化に合わせて、自己PRをカスタマイズすることが重要です。企業が求めるスキルや価値観に自己の経験をリンクさせることが必要です。

このように、自己紹介、自己PR、長所を適切に使い分け、具体的かつ誠実に自己の価値をアピールすることが、採用されるための鍵となります。

 

評価される自己PRの書き方

自己PRは、あなたのスキルと経験を効果的に伝え、求職活動において重要な役割を果たします。ここでは、評価される自己PRの作り方について、具体的なステップとポイントを詳細に説明します。

過去の仕事での経験・実績を洗い出す

自己PRを書き始める前に、これまでのキャリアで得た経験や成果をリストアップしましょう。具体的なプロジェクトの詳細、達成した目標、扱った予算、影響を与えた人数など、数字で示せる実績があれば特に記録してください。これにより、あなたの貢献を具体的かつ定量的に表現する材料が整います。

自己PRとして記載できる数字がないときはどうする?

数字で示す実績がない場合でも、あなたの貢献や成果を具体的な成果物や改善点、学んだスキルで示すことができます。例えば、チームの作業効率を向上させた方法や、クライアントからの評価をどのように高めたかなど、具体的な例を挙げて説明しましょう。

例文1: チームの作業効率向上 “以前の職場では、チームのプロジェクト管理方法を改善する提案を行いました。具体的には、週次での短いスタンドアップミーティングを導入し、各メンバーの進捗確認と課題共有を効率化しました。この取り組みにより、チーム全体のコミュニケーションが活発になり、プロジェクトのデリバリー時間が平均20%短縮されました。”

例文2: クライアントの評価向上 “カスタマーサポート担当として、クライアントからのフィードバックを基にサービス提供プロセスを見直し、より迅速かつパーソナライズされた対応を実現しました。これにより、クライアント満足度調査でのスコアが前年比で30ポイント向上し、顧客からの感謝の声が多数寄せられるようになりました。”

これらの例文は、数字での実績が提示できない場合でも、あなたの努力と成果を具体的かつ効果的に表現する方法を示しています。自己PRを記述する際は、これらのポイントを自分の経験に合わせてカスタマイズし、ポジティブな影響を与えた具体的な行動を強調しましょう

応募企業・職種で求められる能力を想像して経験・実績を厳選する

応募する職種に最も適した経験とスキルを抽出します。求められるスキルセットや仕事の内容を研究し、それに最もマッチする自己の強みや経験を前面に出すことが重要です。これにより、応募先の企業が求める「理想の候補者」のイメージに自己を位置付けることができます。

厳選した経験・実績を能力・スキルに言い換える

選出した経験や実績を、具体的なスキルや能力に変換して表現します。たとえば、多数のプロジェクトを管理した経験は「プロジェクト管理能力」、異なる部署と協力して業務を遂行した経験は「チームワークと協調性」などと表現することができます。

自己PRを100~200文字程度の短い文章にまとめる

自己PRは簡潔にすることが求められます。あなたのキャリアのハイライト、スキル、今後の貢献について、100~200文字の短いパラグラフにまとめてください。この短い文章で、インパクトを与えられるように工夫しましょう。

自己PRで伝えるべき3つの要素

今できること:現在持っているスキルや専門知識を明確にします。

過去してきたこと:過去の業務で培った経験や達成した成果を具体的に述べます。

これからどのように貢献したいか:応募先の企業でどのような貢献を期待されているか、または自身がどのように貢献したいかを展望します。

これらのステップに従って、自己PRを作成することで、採用担当者に強い印象を与えることが可能です。あなたの価値を効果的に伝え、面接のチャンスを最大限に生かしましょう。

履歴書・職務経歴書に書く自己PRの例文サンプル

自己PRは履歴書や職務経歴書において、自分自身をアピールする重要なセクションです。ここでは、異なる職種に応募する際に適した自己PRの書き方を例文とともに解説します。

営業職に応募するときの自己PRの例文

営業職の自己PRでは、コミュニケーション能力、成果達成へのコミットメント、顧客との長期的な関係構築の経験を強調します。例文:「過去3年間にわたり、顧客基盤を40%拡大し、年間目標を10%以上上回る業績を連続して達成しました。顧客のニーズを的確に把握し、信頼関係を築くことで、持続可能な売上げ増加を実現。チームワークを重視し、新規顧客の獲得だけでなく既存顧客との関係強化にも努めています。」

事務職に応募するときの自己PRの例文

事務職の自己PRでは、組織力、精密さ、マルチタスキング能力に焦点を当てます。例文:「前職では、複数の部署のスケジュール管理と文書整理を担当し、業務効率を20%向上させました。細部にわたる注意深さとシステムへの理解を活かし、エラーのない文書管理を実現。期限内に正確なレポート作成を行い、部門間のコミュニケーションの橋渡し役としても貢献しています。

技術職に応募するときの自己PRの例文

技術職では、専門的な技術知識とそれを活用した問題解決の経験をアピールします。例文:「新しい技術への迅速な適応と、5年間のプロジェクト管理経験を生かし、開発コストを30%削減し、リリースサイクルを25%短縮しました。特にJavaとPythonに深い知識を持ち、最先端のソリューションを提供することで、顧客満足度を向上させています。チーム内での技術的リーダーとして、若手の指導にも力を入れています。」

これらの自己PR例文は、具体的な数字や成果を示すことで、自分の能力と実績を明確に伝えることができます。職種に応じて強調するポイントを変えることで、履歴書や職務経歴書がより目立ち、採用担当者に良い印象を与えることが可能です。

自己PRを効果的にアピールするポイント

自己PRは、履歴書や職務経歴書、面接での印象を左右する重要な要素です。ここでは、自己PRを効果的にアピールするためのポイントを詳しく解説します。

結論ファーストで書く

結論ファーストのアプローチは、自己PRで非常に効果的です。最も重要な情報を最初に述べることで、読者の注意を引き、関心を持続させます。たとえば、「営業成績で全社1位を獲得した経験があります」と初めに述べることで、その後の詳細な説明がより説得力を持ちます。この方法で自己の価値を明確にし、どのようにそれが応募する職種に役立つかを簡潔に結びつけることが重要です。

強みは1つに厳選する

自己PRを作成する際には、多くの強みを列挙するよりも、最も影響力のある1つの強みにフォーカスすることが推奨されます。この強みを深く掘り下げ、具体的な例や成果で裏付けることがポイントです。例えば、顧客満足度を向上させた具体的な戦略や、困難なプロジェクトを成功に導いたプロセスなど、その強みがいかに業務に貢献したかを詳細に記述します。

未経験者は、ポータブルスキルと前向きさをアピールする

職種に未経験の場合でも、持ち前のポータブルスキル(どの職種にも役立つ汎用的なスキル)を強調することがカギです。たとえば、チームマネジメント、問題解決能力、高いコミュニケーション能力などがこれに該当します。これらのスキルを具体的な経験や状況を交えて説明し、どのように新しい職種に応用できるかをアピールします。さらに、新しいことを学ぶ意欲や挑戦する姿勢を強調することで、未経験者でもその職種で価値を提供できる可能性を示すことができます。

これらのポイントを踏まえ、自己PRを構成する際には、具体性と個性を出すことが重要です。強みを明確にし、それを支える具体的なエピソードで自己PRを補強し、あなたのキャリアのストーリーを説得力あるものにしましょう。

要注意! 履歴書作成でのNGルール

履歴書の作成は、求職活動において非常に重要なプロセスです。履歴書はあなたの第一印象を形成するため、正しく印象的なものにすることが求められます。以下では、履歴書作成時に避けるべき一般的な過ちを解説し、正しい履歴書の形式についても触れます。

鉛筆・シャープペンシル、消せるボールペン、修正液の使用はNG

履歴書は正式なドキュメントであるため、消える可能性のある筆記用具は使用しないことが望ましいです。黒インクのボールペンまたはサインペンを使用することが一般的です。これは、履歴書が長期にわたって保管される可能性があるため、インクの耐久性が重要とされるからです。また、修正液や修正テープの使用も避けるべきです。誤りがあった場合は、新しい履歴書を用意することがプロフェッショナルです。

誤字・脱字・略字はNG

履歴書に誤字や脱字があると、注意深さや真剣さが欠けていると見なされがちです。全ての情報を正確に記入し、誤字がないか徹底的にチェックしてください。略字の使用も同様に避けるべきで、すべての単語を正式な形で書くべきです。

空欄はNG

履歴書の空欄は、情報を提供する意欲がないと誤解されることがあります。全ての必要なフィールドを埋め、情報を省略しないようにしましょう。特に職歴やスキルセクションは、可能な限り詳細に記入することが重要です。

古い履歴書の使いまわしはNG

履歴書は、応募するたびに最新の情報を反映させるべきです。古い履歴書を使いまわすと、最近の経験やスキルが反映されず、また応募先の仕事に即した内容でない可能性があります。各応募に合わせて履歴書をカスタマイズし、最新の情報を提供することが求められます。

履歴書テンプレートダウンロード

現代では多くのウェブサイトが履歴書のテンプレートを提供しています。これらのテンプレートを利用することで、見栄えの良い履歴書を簡単に作成できます。ただし、テンプレートをダウンロードする際は、そのソースが信頼できるかどうかを確認し、職種に適した形式を選ぶことが重要です。

これらのガイドラインに従うことで、あなたの履歴書はよりプロフェッショナルな印象を与えることができ、求職活動において好印象を与えることができるでしょう。

まとめ

本記事では、効果的な履歴書の作成方法を広範囲にわたり解説しました。厚生労働省の推奨するテンプレートを利用し、適切な形式と内容で履歴書を整えることが求職成功の鍵です。職種ごとの例文や、自己PRの技法を用いて、自分の強みと経験を明確に伝えることが重要です。

自己PRの効果的な記述:具体的な成果やスキルを数字で示すことが難しい場合でも、改善した点や習得したスキルを詳細に記述することで、自己の価値をアピールします。

採用担当者の視点を理解する:採用担当者がどの点を重視しているのかを理解し、それに応じた情報を履歴書に盛り込むことで、その期待に応える内容を提供できます。

履歴書のNG行為を避ける:鉛筆や消せるペンでの記入、誤字・脱字の存在、不適切なテンプレートの使用は避け、常に最新の情報を用いて丁寧に作成しましょう。

効果的な履歴書は、あなたのキャリアの窓口となり得ます。このガイドを参考に、各自の経験とスキルが最大限に活かされる履歴書を作成し、理想の職場での新たなスタートを切りましょう。

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